2023.02.15
歯石を放置してしまうとどうなるのか?|神奈川区大口の歯医者なら西山歯科
◆歯石はどうしてできるのか?
歯石は、歯垢が石灰化して石のように固まったものです。
歯垢として歯に付着した48時間後には、石灰化がはじまるといわれています。
これは、唾液中に含まれるカルシウムが歯垢と結びつくためです。
ここでは、できてしまった歯石を放置するリスクや予防方法を説明します。
◆歯石を放置するリスクとは?
歯石を放置すると、口の中にさまざまな悪影響を及ぼします。
具体的な危険性は4つです。
一つ目は、虫歯や歯周病になりやすくなることです。
歯石はもともと歯垢なので、歯周病菌がたくさん付着しています。
歯周病になると、歯ぐきが下がってきたり歯がぐらついたりと、徐々に食事をするのがつらくなるでしょう。
最悪の場合、歯が抜けてしまう恐れもあります。
二つ目は、歯ぐきが炎症を起こすことです。
歯と歯ぐきの境目に歯石ができることで、歯ぐきに炎症が起き出血します。
また出血が原因で、歯石ができやすくなるという悪循環へとつながります。
さらに出血すると歯石が黒くなってしまい、見た目も良くありません。
一度気になってしまうと、人前で笑うことや話すことが億劫になる可能性があるでしょう。
三つ目は、口臭の原因になることです。
歯石の中の細菌は「硫化水素」や「メチルメルカプタン」というガスを発生させます。
このガスは、腐敗した玉ねぎのようなにおいが特徴です。
また、歯ぐきの炎症で膿がたまることも口臭の原因となります。
口臭を改善するには、歯石を取り除くことが大切です。
四つ目は、見た目の印象が悪くなることです。
歯石は笑ったときなど見えてしまうため、不潔な印象を与えてしまいます。
特に黒い歯石の場合は目立つため、余計に気になるでしょう。
まわりからの視線を気にして、思うように笑えなかったり話せなかったりすることは、心の健康にも良くありません。
◆歯石ができないように予防することが大切
歯石ができないようにするためには、歯垢の段階で取り除く必要があります。
具体的な方法は3つです。
一つ目は、日々の歯みがきを習慣化させることです。
歯垢は48時間後に石灰化がはじまるため、それ以前に落としきれば何も問題はありません。
就寝中は唾液が少なくなり細菌の繁殖が活発化するため、就寝前の歯みがきは念入りに行いましょう。
10分以上の時間をかけてみがくのが理想的です。
二つ目は、デンタルフロスや歯間ブラシを使用することです。
歯と歯の間など、歯みがきでは取れない部分がどうしてもあります。
そのため、歯みがきの仕上げとして併用するのがおすすめです。
三つ目は、歯科医院で定期健診を受けることです。
日々のセルフケアをしていても、やはり歯石が付着してしまう部分があります。
自分では取れないので、定期的にプロから見てもらうことで清潔な口の環境を保てるでしょう。
◆横浜市神奈川区大口周辺で歯周病治療をお考えなら西山歯科医院へ
歯石を放置すると、歯周病や虫歯になってしまいます。
歯石になる前に除去することが大切です。
横浜市神奈川区大口周辺で歯周病治療をお考えの方は、西山歯科医院へお問い合わせください。