2023.04.05
隠れ歯石(歯肉縁下歯石)とは?|神奈川区大口の歯医者なら西山歯科
隠れ歯石(歯肉縁下歯石)とは?|神奈川区大口付近での歯科治療なら西山歯科にお任せください
◆隠れ歯石(歯肉縁下歯石)とは?
隠れ歯石(歯肉縁下歯石)とは、歯茎の中に隠れている黒い歯石のことです。
この歯石は、歯周病が進んで歯茎が腫れてしまったときにできます。
歯周病菌の色素や血液の鉄分が付着して黒くなります。
隠れ歯石は、普段見えないところにあるので、自分では気づきにくいのが特徴です。
歯茎が引き締まって歯茎のラインが下がると、黒い歯石が見えてしまうことがあります。
このとき、虫歯と間違えることもありますが、歯科医師や歯科衛生士は区別できるので確認してもらいましょう。
隠れ歯石は、白い歯石よりもさらにザラザラしていて、歯周病菌の温床になるので放置するのは危険です。
そのため、定期的に歯科医院で検査やレントゲンを受けて、早めに取り除く必要があります。
隠れ歯石を放置すると、歯周病が悪化して、最終的には歯を失ってしまうでしょう。
◆隠れ歯石(歯肉縁下歯石)はどのようにできるのか?
歯石は、歯垢という細菌の塊が、唾液や血液などのカルシウム成分と反応して固まったものです。
歯石には、歯茎の上にできる歯肉縁上歯石と、歯茎の下にできる歯肉縁下歯石があります。
歯肉縁下歯石は、歯と歯茎の隙間から出る液体とカルシウム成分が結合してできたものです。
この液体は、浸出液と呼ばれ、免疫反応や炎症などに関係していると言われています。
浸出液は、褐色や黒色の色素を含んでいるため、歯肉縁下歯石も同じような色をしているのが特徴です。
歯肉縁下歯石は歯茎の下に隠れているため、見た目にはわかりにくいですが、除去することが難しく痛みを伴うことも珍しくありません。
また、歯肉縁下歯石には細菌が多く含まれているため、虫歯や歯周病の原因にもなってしまいます。
◆隠れ歯石(歯肉縁下歯石)はどのようにとればいいのか?
歯肉の下にある隠れ歯石(歯肉縁下歯石)は、通常のクリーニングでは取り除けません。
まずは自分でしっかりとブラッシングをして、歯肉の赤みや腫れを治す必要があります。
次に、歯科医院でレントゲン写真を用いて黒い歯石の位置や量を確認しながら専用の器具(スケーラー)で丁寧に除去します。
このとき、痛みがあれば麻酔をお願いしましょう。
黒い歯石は一度にすべてとることは難しいので、4回から6回に分けて行います。
また、歯石と一緒に、汚れた歯の根の表面もきれいにします。
これをSRP(スケーリング・ルートプレーニング)と言い、歯周病を治すために必要な処置です。
歯肉の下に隠れた歯石は見えないところにあるため、SRPは高い技術が求められる処置です。
歯周ポケットが深くなると、多くの歯石を残してしまうこともあります。
その場合は、外科的に歯肉を開いて、目で見て歯石を除去する必要があります。
SRPは外科処置よりも優れているという研究もあるので、専門的な処置だと言えるでしょう。
歯石は歯周病の原因となる歯周病菌の住みやすい場所です。
歯周病菌を減らすためには、歯石を除去することが大切です。
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西山歯科医院では、経験豊富な医師とスタッフが、丁寧かつ親切な診療を心がけています。
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