2023.06.14
深くなった歯周ポケットの治療方法とは?|神奈川区大口の歯医者なら西山歯科
深くなった歯周ポケットの治療方法とは?
◆歯周ポケットとは?
歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの境目にある溝のことです。
すき間がありポケットのような形状をしているため、このように呼ばれています。
健康な歯ぐきの場合は、歯周ポケットの深さが0.5~3ミリメートルですが、歯周病が進行するにつれて深くなります。
重度の場合は6ミリメートル以上です。
歯周ポケットが深くなれば、その分食べカスや歯垢もたまりやすく、炎症を起こすリスクが高まります。
すでに炎症が起きているのに、さらに炎症が進むという悪循環に陥ってしまうのです。
仮にそのまま歯周病を放置すると、歯を支える骨が溶け、歯が抜け落ちてしまうでしょう。
深刻な状態になる前に、対策を講じることが大切です。
◆深くなった歯周ポケットは治療が必要?
深さが3ミリメートル以下の歯周ポケットの場合は、セルフケアのみで改善することが可能です。
適切な歯みがきを行い、歯垢を除去しましょう。
歯ブラシだけでは歯垢が落ち切らないので、歯間ブラシやフロスを使用すると歯垢除去率が高まります。
しかし、歯垢が歯石になってしまうと、自分で落とすことはできません。
歯周ポケットの深さを知るためにも、定期的に歯科医院でみてもらうのがおすすめです。
深さが4ミリメートル以上のなると、セルフケアだけではなく歯科医院での治療が必要です。
4~5ミリメートルの場合は、歯石の除去や薬剤を使った治療が行われます。
6ミリメートル以上の場合は、フラップ手術が必要です。
局所麻酔を行い、腫れている歯ぐきを切開し、歯周ポケットの内側にある炎症を起こした組織を除去します。
表側からでは届かない汚れを取り除くことができるため、徐々に改善に向かいます。
◆歯周ポケットの治療方法とは?
歯科医院での治療手順は5つです。
以下で詳しく見ていきましょう。
1.検査をする
歯周ポケットの深さや歯垢や歯石のたまり具合をチェックします。
歯周ポケットの深さが3ミリメートル以下で歯石もなければ、歯みがき指導が行われて終了です。
2.清掃をする
歯石がたまっている場合はここで除去します。
3.詰め物やかぶせ物を確認する
過去に治療した歯の詰め物やかぶせ物に異常がないかを確認します。
異常があると歯みがきがしにくくなり、歯垢や歯石がたまりやすいため治療が必要です。
4.歯周外科処置を行う
上記の処置でも改善が見込めない場合は歯周外科処置を行います。
5.定期健診を行う
歯周外科処置をしても永久的に効果が持続するわけではありません。
セルフケアを行ったうえで、定期的なメンテナンスにも通いましょう。
◆横浜市神奈川区大口周辺の歯のお悩みなら西山歯科医院へ
深くなった歯周ポケットは治療が必要です。
横浜市神奈川区大口周辺の歯のお悩みなら西山歯科医院へご相談ください。